「天井で足音がする」
「アンモニアような強烈な臭いがする」
「はやく追い出したい」

こんなお悩みにお答えします。

最近、ハクビシンの被害が増加しており、農作物や家庭菜園などでの被害が深刻化しています。
ハクビシンは農作物を荒らすだけではなく、屋根裏などに棲みつき足音や悪臭など甚大な被害をもたらします。
一度棲みついてしまうと追い出すのは容易ではなく、多くの方が悩んでいるのも事実です。

そこで、この記事では、以下の内容を解説していきます。

・ハクビシンとは
・ハクビシンによる被害
・予防と駆除方法

ハクビシンについて学ぶことで、効果的な駆除や予防方法を選択し実践することができます。

ぜひ、この記事を参考に、ハクビシンの被害について解決してください！

ハクビシンとは？

ハクビシンは、見た目がたぬきに似ていますが体調は60cmほどでしっぽが長く、白鼻芯と書かれるとおり白い鼻筋が特徴的です。

農作物などに被害をもたらす害獣で、住宅に忍び込んで屋根裏に棲みつき人々の生活を脅かしています。

ハクビシンの被害

具体的にハクビシンによる被害にはどんなものがあるのでしょうか。
ここでは詳しく解説していきます。

物理的被害

天井裏や屋根裏に棲みついてしまうと寝床を作るため断熱材や配線をボロボロにしてしまうことがあります。

騒音被害

ハクビシンはわずかな隙間でも入り込めるため、屋根裏や天井裏に棲みつきます。
夜行性で夜中に走り回るため、騒音に悩まされることがあります。

悪臭被害

ためフンといって同じ場所で排泄する習性があり悪臭の原因になったりします。
天井裏などを排泄場所にされると染みができたり、悪臭に悩まされることがあります。

健康被害

ハクビシンによる健康被害にはノミやダニなどの害虫を運んでくる恐れもあります。
ノミやダニの死骸やフンによってアレルギー反応を引き起こし喘息やアトピー性皮膚炎になるリスクも高まります。
また、フン尿により汚染される心配があります。
あらゆる感染症を引き起こす寄生虫の発生源になる恐れがあるためです。

ハクビシンの予防

ハクビシンの被害にあわないために日頃から予防対策をしておくことが重要です。
ここでは予防方法を解説していきます。

侵入を防ぐ

ハクビシンの被害にあわないためには、侵入を防ぐことが一番効果的です。

侵入されそうな経路を遮断しておくようにしましょう。
屋根に登られないように対策をしたり、わずかな隙間からでも侵入してくるので穴を塞ぐなどの対策が必要です。

エサをなくす

ハクビシンのエサになるような生ごみは、こまめに撤去し、密閉しておくことが重要です。

農作物や果樹も放置しておくと寄せ付けてしまう原因になります。

忌避剤を使う

嗅覚が優れているのを利用して、ハクビシンの嫌がる臭いを配置しておくことで寄せ付けなくします。

市販の忌避剤には天敵であるアライグマやイタチを利用したものがあります。
ハクビシンはニンニクや石油系の臭いを嫌うので自作でも忌避剤として効果が期待できます。

超音波や音を使う

超音波や音を使う方法もあります。
しかし、日本家畜管理学会・応用動物行動学会の研究によればハクビシンは超音波は聴くことはできても嫌がって逃げることはないと証明されています。

※参考：ハクビシンおよびアライグマにおける純音に対する反応を指標として可聴域の検証（日本家畜管理学会・応用動物行動学会2008年度春季合同研究発表会）

そのため、超音波だけで追い払うことは難しいため威嚇音が出るものと併用すると効果が期待できます。
なかには超音波や光と威嚇音が一体となったものが販売されていて便利です。

ハクビシンの駆除方法・予防

予防や忌避剤を使って自力で追い払えない場合は駆除しなければと思うかもしれません。
しかし、ハクビシンは鳥獣保護法で許可なく捕獲することができません。

役所への申請手続き

捕獲する場合は、お住まいの地域の役所に申請し許可を得る必要があります。
申請から許諾まで1ヶ月ほどかかる場合もあるので早めに申請しておくことをおすすめします。

罠を設置

自治体によっては捕獲用の箱罠を貸し出してくれるので、設置してハクビシンを捕獲しましょう。

ただしやみくもに箱罠を仕掛けてもハクビシンは捕まりません。
どこから侵入してくるのか、行動パターンや被害状況をしっかり把握した上で設置する必要があります。
ハクビシンは一度通った場所を何度も通る習性があるため、痕跡がある場所に設置しましょう。

捕獲後の処理

ハクビシンを捕獲できたら、速やかに役所に連絡しましょう。
各自治体の指示を受けてから処理することになります。

基本的には捕獲者が処分することになりますが、ご自身で処分するのに抵抗ある方も多いでしょう。
その場合は自治体に相談したり、専門業者に依頼しましょう。

ハクビシンの駆除の注意点

ハクビシンを捕獲できたとしても駆除する際は注意が必要です。
捕獲と同様に鳥獣保護管理法で勝手に処分することはできません。
速やかに各自治体に報告し、対象の指示を受けてください。

ご自身で処理する場合は、電気ショックや炭酸ガスなどの方法で処理します。

また、くん煙の使用には注意が必要です。
幼獣がいた場合、自力で逃げられずそのまま死んでしまったり、方々に逃げ回ってしまって後から回収できずに腐敗してしまったりします。

ハクビシンの糞や巣の処理

ハクビシンのフンには病原菌が含まれているため、処理する際は肌の露出が少ない服装で、手袋やマスクをして病原菌を付着しないよう注意が必要です。
処理した後も殺菌消毒し侵入経路をふさぎ、再び侵入されないよう対策が必要です。

巣をつくられてしまった場合は、これも回収除去します。
しかし、天井裏などは空間が狭く、感染症などに注意しながら確実に巣やフンの除去と殺菌消毒は困難を極めます。
ご自身での対処が難しい場合は専門の業者に依頼しましょう。

ハクビシン駆除は害獣駆除業者に依頼したほうが良いです

ハクビシンは、日本の在来種や農作物、果樹などを食害することで、被害をもたらす害獣の一つです。
そのため、ハクビシンの駆除は重要な課題です。
以下は、ハクビシン駆除を害獣駆除業者に依頼する理由です。

専門的な知識と技術を持っている

害獣駆除業者は、ハクビシンを含め、様々な種類の害獣駆除に関する専門的な知識と技術を持っています。彼らは、効果的な駆除方法や安全な薬剤の使用など、駆除に必要な知識を持っています。

安全で効果的な駆除方法を提供できる

害獣駆除業者は、効果的で安全な駆除方法を提供することができます。彼らは、適切な駆除方法を選択し、必要に応じて安全な薬剤を使用することで、被害を最小限に抑えます。

経験が豊富である

害獣駆除業者は、多くの年月をかけて害獣駆除に取り組んできました。そのため、彼らは、害獣の習性や行動パターンなどについて深い理解を持っています。この経験を活かして、より効果的な駆除方法を提供することができます。

駆除後のアフターケアが行われる

害獣駆除業者は、駆除後に必要なアフターケアも行います。例えば、殺虫剤の使用後には、駆除対象となった場所を適切に清掃し、再度の害獣侵入を防ぐための予防措置を講じます。

以上のような理由から、ハクビシン駆除を害獣駆除業者に依頼することが重要です。害獣駆除業者に相談して、適切な駆除方法を選択し、効果的にハクビシンを駆除しましょう。

まとめ

ここまでハクビシンについてと、対策の仕方を解説してきました。

しかし、被害にあってから対策や処理をすべてご自身で対応するにはハードルが高いです。
対策したからといって期待した効果が望めるかもわかりません。
専門の知識をもったプロに任せていただければ安心です。
ハクビシンの被害で悩んでいる方は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。